朝の資料 2004
微差
微差の追求は日々の努力の積み重ねです。坂をジワリジワリと大きな岩を押し上げていくようなものです。大変根気と精神力が要る。しかし、なかなかできるものではありません。
プロセス主義を大事にして微差、僅差を追求していけば、個人の生活も、あるいは事業も必ずよくなる。
「世の中は根気の前に頭を下げる」
サービスはマヨネーズの様なものである
マヨネーズはあらゆる料理の脇役である。料理をおいしくする調味料なのだから、「マヨネーズっておいしいですよ」と言ってもはじまらないのです。
サービスはマヨネーズみたいなもので、もともとの商品にサービスを付け加えることで、いっそう魅力的になるのです。マヨネーズをお客様の口元に直接持っていって、容器のまま吸わせるようなことをやっていませんか?
まずは商品を好きになれ
- 売るコツ
- 売り続ける"情熱"を持ち続ける秘訣⇒売る商品、扱う商品を好きになること
- その商品について詳しくなる⇒スペシャリストへの第一歩
小さな商談を成功させることで自信を築いていく
一流のビジネスマンと呼ばれる人達が言うには「自社の商品に自信を持つこと」「一度、信じた商品は、どんなことがあっても、疑ってはいけない」という。自分自身が使ってみたいと思うような商品こそが本物であるし、赤の他人にしか勧められないような物は偽物と言っていい。
駆け引きのプロ、交渉の達人になりたければ、自分自身を変えよう。「自分は必ずできる」と強く念じる。「駆け引きのプロになる」と信じて行動し続ける。どんなときでも、この商談が自分にとっては、最後にして最大のチャンスだと思うことが大切である。
目標を確実に達成していくには、大きな目標より、小さな目標、確実に成約できそうな小さな商談に取り組む。その商談に成功したら、次はもう少し大きな商談に取り組んでみる。それを繰り返していれば、大きな商談をモノにできるようになる。
身近な人をモデルとし、そのワザを盗め
人間は経験していないこと、訓練していないことは、上手にできない。私たちの学習を促進するのは、「良き先生」を見つけることである。いいモデルがいれば、あなたの才能は、グングン伸びる。身につけたいワザを持っている人をモデルにして、それを得よう。
どっちにする?
値段が同じ、味も旨いそば屋があったとする。片方は玄関先に打ち水をしてあり、清楚で心地よく、サービスも良い。片方はイマイチの雰囲気で、サービスも悪い。あなたなら、どちらに入るか? 当然、前者であろう。いかなる商売(営業)でも、同じ事が言える。競合他社と、寸差で負ける様な事があってはならない。そのためには、日頃から注意をはらう事が必要だ。
消去法では、決断できない
消去法では、自分の好きなこと、やりたいことは、最後に残りません。すべてのことには、メリット、デメリットがあります。メリットを中心に選んでいくことです。消去法で選ぶのはやめよう。
営業マンはビジネスのヒントを一番たくさん持っている
営業マンは、お客様に接する最前線だ。だから、日常的に聞いているお客様の声を、どんどん会社に伝えたほうがいい。自分で事業の提案をしてよい。営業マンは、モノを売るプロであると同時に、新しいビジネスを考えるマーケッターであると自覚してほしい。するとまた一つ世界が広がることになる。
お客様との人間関係のカベ
これが営業マンにもって一番高く、厚いカベといえるだろう。実際、営業マンはお客様から好かれたり、信頼されればシメたもので、そのお客様は攻略したも同然と言える。そこで、カベを無くすために、"常識的な営業マン"を心がける事にする。
何はさておき、約束を守る、ウソはつかない、挨拶や口のきき方に注意する、商品知識を豊富に持つ、お客様の話しによく耳を傾ける、ゴリ押しは決してしない、といった当り前のことをしっかり遵守する。これだけでも、かなりの好印象を得ることができる。
仕事は"細切れ"にして一つ一つクリアしていく
仕事を分割して考えれば、非常にスムーズになる。
- クロージング
- 接待
- 契約
- 見積り
- アフターフォロー
- 精算
- 企画書
- アポ
- 情報収集
チャンスを生かせる人、生かせない人
- 《不満のタネ》
- 多くの人は、運命に過度の要求をすることによって、自らの不満の種をつくっている。(フンボルト)
運命は、志のあるものを導き、志のなきものを引きずっていく。(セネカ)
強い人間は自分の運命を嘆かない。(ショウペンハウエル)
初対面で信頼関係をつくる
営業パーソンのためのマナーチェック10ポイント
- いつ何時でも自ら進んで明るい挨拶をしている。
- たとえお客様が自分と同年代でも常に敬語を使っている。
- 否定的な言い方を慎んでいる。(しかしですね、でもですよ、等)
- お客様の会話のスピードや声の大きさに合わせて話しをしている。
- 年配者に読まれても恥ずかしくないビジネス文書が書ける。
- 電子メールにおいても正しく敬語を使い、長さも適切である。
- 靴、ワイシャツ、ズボンの折り目などがピシッとしている。
- 頭髪の長さが適切である。不適切な色に染めていない。
- 応接室、宴席、自動車などのなかで席順に気を配っている。
- 公私ともに折り目正しい生活態度であり、必ず時間を守る。
「自分にはセンスがない」と思ってはならない
どんな仕事にも、ある程度のセンス、あるいは適性というものがあるにはある。例えば、企画マンには創造的なセンス、経理マンには几帳面で正確というセンスが必要だ、などといわれる。ただし、これは絶対的なものではない。あったほうがベターという程度にすぎない。
ほとんどの人は、最初からセンスがあったわけではない。ほとんどの人は自信がなくて不安になり、それを「自分にはセンスがない」と思い込んでいるにすぎないのではないだろうか。やってみて、うまくいけば、「センスがある」。うまくいかなければ、「センスがない」と思い込んでしまう。そんなものだ。
社会人としての基本を身につけ、営業や技術の基本を身につけて、前向きに頑張っていけば、センスは自然と培われるということだ。センスがどうの、自信がどうのと、悩んでいても仕方がない。
商談を成功させる心得
商談は、商品の効用を売るのが目的。雑談は早めに切り上げよう。
- アプローチを早めにする
- 相手の注意を集中させる
- 論理性を考慮する
- 論点・要旨を強調する
会話の合間にユーモアを入れる習慣
人間にとって「笑い」は、実にこころよいものです。人間関係の潤滑油です。
「笑い」には一つの原則があるというのです。その原則とは、「優越感」だそうです。つまり、「人間は自分が優越感を感じたとき笑う」ということなのです。「自分は、あんなマヌケなことはしない。あんな、おっちょこちょいはしない」というような、優越感を与えることが笑いのポイントである。
「笑い」がこころよいのは、緊張から解放されるからでしょう。そして、私たちの心に余裕を与えてくれるからだと思います。逆に言えば、緊張した心理状態とか、余裕のない人には「笑い」はないということです。
人との対話は、相手とのラリーをできるだけスムーズに持続させるのがポイントです。言葉を仲介にして、お互いの心を通じ合うようにすることが大切です。そのコツが「ユーモア」です。
心地のよい声が、イメージアップになる
声がいい人は得である。しかし、いい声だけでは不十分で、問題は、相手の声にどうように届くか、である。不運にも、「生まれつきのいい声」でない人は、
- ひとつひとつの言葉をはっきりとしゃべる
- 早からず遅からず、ちょうどいいスピードで話す
- 声のトーンに強弱をつけ、一本調子にならないようにする
臨機応変に声の調子を変えることができるかもポイントだ。ちょっとした気づかいで、相手の耳には心地よく聞こえたり、イライラさせたりするものだ。
「声と性格」は微妙に関連しているという。早口でカン高い声は、興奮・集中・喜びの心理状態である。逆にボソボソの低い声は、冷静・分析・理性的な心理状態である。
失敗のリカバリー
- 隠さない
隠してもどうせばれる。ばれなくてもギクシャクする。
報告する。信用問題に発展しないとも限らない。
- すぐ訂正する・文書の訂正は、回収して差し替える
失敗を認めたうえで訂正。文書は後に残るので、間違ったほうはすべて回収し、新しいものを再配布する。
- できない約束はしない
安請け合いすると、後が大変になる。
できないと信用をなくす。
- 失敗の形をイメージする
どんな失敗をするか・どんなことになるか・どうしたらいいか・など失敗したときの状況を、頭の中で具体的にイメージしておく。
+成功のイメージを先に!
営業に失敗はつきもの。失敗を恐れて何もしないようり、失敗を受け止めて、営業マンとして成長しよう。
手形を受け取る時のチェックポイント
- 手形要件のチェック
- 支払金額が手書きのアラビア数字かどうか
金額欄に、手書きの場合は漢数字で記入してあるか。算用数字(アラビア数字)を用いている場合は、チェックライターで記入してあり、金額の前に「¥」、最後に「★」や「※」等の終止記号がついているか。
- 支払金額が訂正してあったりしないか
金額が訂正してある手形はトラブルのもと。また、「金弐百万円または参百万円」「金百万円以下」というように金額が確定してないものは無効になる。
- 支払期日など記載漏れがある
支払期限(満期日)が記入されてなかったり、実在しない日(4月31日など)だったりすると問題になるが、通常はその翌日とみなされて手形は有効。
- 受取人が会社なのか個人なのか不明確
振り出された手形を受け取る日とが「受取人」。受取人が会社のときは会社名だを記載し、代表者の氏名は不要。しかし「○○株式会社 ○○一郎」というような書き方だと、受取人が「○○株式会社」なのか「○○一郎」個人なのかわからないので、明確にしてもらう。
- 振出日があいまい
振出日は、実在する日でなければ無効になる。振出日が白地になっている手形は有効だが、受け取った人は取立に回す前に自分で振出日を記入しておく必要がある。トラブルのもとなのでこういう手形はなるべく受け取らないほうがいい。
- 振出人の住所・氏名・捺印がない
これは問題外。法律上は署名と押印は同じに扱われているので、手形の振り出しもサインだけでできそうだか、銀行間の取り決めで、銀行届出印がないと支払ってもらえない。
- 印紙が貼ってなかったり、額面が間違っている
- 契約通りの内容(金額、受取人、払込期日、振出人、振出日)であるか
- 「裏書き禁止」「指図禁止」「無担保」など不利な制限や禁止事項がないか
- 信用チェック
- 振り出し権限のある人が振出人となっているか
- 与信限度枠の金額が設定されているか
- 支払サイトは長すぎないか、あるいは延長されていないか
- 支払銀行がこれまでと変わっていないか
- 回し手形(裏書が多い手形)の場合、裏書が連続して記入されているか
- 融通手形(金融のために振り出された手形)ではないか
手形の記載事項は?
- 約束手形文句
- 手形金額
- 支払約束文句
- 支払期日
- 支払地
- 受取人
- 振出日
- 振出地
- 振出人
小切手を受け取る時のチェックポイント
小切手も手形と同様に、記載に不備や漏れがあると無効になるので、内容をよく確認すること。
小切手は線引きをする(線引小切手)ことで支払先や取引銀行を指定し、盗難や悪用の防止策とすることもできるようになっている。小切手の左上に2本線を引き「銀行渡り」と書く。また場合によっては、取引先の資金繰りの都合で、振出日を実際の日付ではなく支払可能日が記入されるとがある。これを先日付小切手と呼ぶ。そして、先日付小切手の場合は、絶対に振出日以降まで呈示してはならない。なお、小切手を現金化するには、振出日の翌日から10日間に銀行に持ち込むこと。ちょっとでもおかしいところがあれば、その場で受け取らないで上司に相談してほしい。
記載要件のチェック
- 契約通りの内容(金額、振出日、振出人)であるか
- 記載要件がすぺて記載されている(要件がすべて揃っていないと無効になる)
- 特定線引小切手(銀行指定)の場合は取引の銀行が記載されているか
- 金額の記載方法は手形と同じであること
事務の早さも営業パーソンの能力
営業パーソンにとって事務処理を早く正確に行う能力は不可欠です。事務処理が遅い、ミスが多ければ、外出する時間が少なくなり、訪問件数や、提案件数が減少して業績が落ちるという"悪のサイクル"にはまってしまいます。
"悪のサイクル"
- 事務処理が遅い・ミスが多い
- 内勤時間が増える
- 訪問時間を圧迫する
- 訪問件数が減少する
- 提案件数が減少する
- 成約件数が減少する
- 受発注事務が少なくなる
- モチベーションダウン
- 1.に戻る
よき師、よき友、よきコネがいい人生の"三種の神器"
本当に物事を的確に理解している人の話しを聞くことほど、視野を広げ、自身の洞察力を高めてくれるものはないだろう。それは、人間的な成長を図る、重要なヒントさえ提供してくれるのである。
通俗的ではあるが、よき師、よき友を選び、いいコネを持つ。それが結局、いい情報を運んでくれるのであり、人生を豊にするのである。
本心は「顔に書いてある」
相手の言葉だけを聞いても、本心はわからない。だが、顔や表情には以外に本心が現われるものである。
普段から注意して人の顔色や表情、物腰などをみていると、そこに現われる本心を見逃さないようになってくるものだ。そこで、自分の話しだけに夢中にならずに、よく相手を観察することである。また、相手の表情が見やすいところに位置するのも大切な心得のひとつになる。
表情、態度の読み取り方
- 表情の中心は目にある。表情が笑っていても、目が笑っていなければ、本心から笑っているとはいえない。
- 目がキョロキョロ動くときは、自信がないか、嘘をついている場合が多い。
- 目の動きを隠すようにしている人は、本心を読み取られまいとしている。
- ふし目がちになったり、よそ見をしだした場合、拒否または無関心を示す。
- 厳しい目つきで、唇をかたく結んだ表情は、説得されまいとしているか、こちらを非難している。
- 目をじっと向けてきたときは、乗り気になってきたときであるから、説得のチャンスである。
- 目もとに笑いが浮かび、表情がやわらいでいる場合は、言葉はNoでも、内心はYesに傾いている。
- 手にはその人の気持ちが現われる。手がしきりに動いたり、いつものくせが出だしたら、気分が落ち着かない証拠とみてよい。
- 自分を守ろうとするときは腕組みをする。反対に、腕組みをほどいてリラックスしているときは心を開いている。
- 身を乗り出してきたら、興味、関心をもった証拠だが、そっくりかえったり、身体をずらしたりはじめたら、説得されまいとしているのである。
- 時計をみたり、そわそわしだしたら、他のことを気にとられているとみてよい。
人生の航海術
人生の中で自然の理に従うとはどのようなことでしょうか。とりたてて難しいことではなく、いわば万人の常識、ごく平凡なことだと思います。たとえば、病気で熱が出れば無理をせずしばらく休養する。何かでお世話になった人にはていねいにお礼を言う。商売で言えば、よい品物を作って、適正な値段で売り、売った代金は確実に回収する。あるいは、売れない時は無理に売ろうとせず、一休みし、また売れるようになれば懸命に作る。このようなごくあたりまえのことが人生航路における自然の理法で、これらを着実に実践できるならば、からだも健康体になるでしょうし、人間関係も商売も、うまくいくのではないでしょうか。自然の理法に従っていれば、あらゆることがらが、もともとうまくいくようになっていると思うのです。
波高い人生航路ではありますが、何ごとにもとらわれない素直な心で、何が自然の理にかなうことなのかを見極めつつ行動していけば、どのような困難にぶつかろうとも、おのずから道は開けてくるのではないでしょうか。
考えていると答えは外からやってくる
何かの問題を抱えている人が、自分一人で解決しようとしても、自分の能力の範囲内でしか知恵は生まれません。どんどんまわりの人に相談して、まわりの人にもどんどん教えましょう。
「牽引の法則」は、頭のなかでいつも何かを考えていると、外の世界からその答えが引き寄せられてくるというものです。どう考えても出てこないアイデアであっても、そのアイデアを思いついた人が向こうから持ってきてくれます。
考えてダメなら誰かが持ってくる
自分が必要だと思うものは、必ずどこかにあります。手に入れたいといつも考えていると、いつのまにか自分のところに引き寄せられてくるのです。それはアイデアや知恵だけでなく、人間やモノであったりします。
聞く(ヒアリング)と聴く(リッスン)とは違う
人の話しの聞き方にも2通りある。一つは、相手の言っていることを世の中にあるいろいろな意見の一つとして聞く聞き方だ。この場合、相手と少し距離を置いて、自分の考えに照らしながら聞いている。もう一つは、相手を師として、深く共感しながら、自分の生き方の指針をそこから得ようとするような聞き方である。この場合、相手が師にふさわしい人であれば、これらが正しく理解するよう導いてくれる。
ところが、相手が師としてふさわしい人物でなくても、その言葉に共感し、深く理解したいと感じることがある。本人は「聴いて」いるように感じているが、初めに信じ込んでしまうと、客観的に考えることはできなくなり、相手の言うことをそのまま受け入れてしまう。距離をおいて「聞く」ことができなければ、注意深く検証しながら「聴く」こともできなくなる。「人の話しを聞く」という聞き方には、危険が潜んでいる。
「解説者」タイプに師を求めてはいけない。解説者は自分の意見を語らない。解説している問題について反対も賛成もしない。当の本人は責任のないところに逃げる。実に卑怯である。
人の一生には、人生を変える出会いがあり、魂に触れる出会いは大切にすべきだ。そんな感動を与えてくれるのは、自分の信念、自分の哲学を的確に語る人である。彼らは人の話しを引き合いに出すことなく、自分の基本的な考えを明確にし、相手を見据えながら責任ある意見を語るのである。相手を間違えてはいけない。
人の話しを聞くだけでは、自分のスピードは活かせない
仕事でも何でも、自分の頭で考え、自分で計画を立て、自分の足で走り出さなければ、人に先んずることはできない。もともと人の話しは、その人だけが知っていることでない限り、すでに世に出た情報である。
今の時代は変遷がとてつもなく速くなっている。個人でも企業でも、スピードがなければ生き残れないのである。自分のスピードを活かすためには、人の話しなど聞いていてはいけない。
これまでの日本では、大勢の赴く方向に従って、自分の意見を調整していくということをしてきた。仲良くすることはいいことだが、それが悪い結果を招くとしたら、考え直してみる必要がある。
トラブルは"自分を売り込むチャンス"と知れ!
どんなに注意していても、トラブルやミスは発生する。トラブルが発生したら、何をおいても駆けつけ、言い訳をする前にまず謝り、相手の言い分をよく聞く。親身になって話しを聞くだけで、トラブルのほとんどは解決する。そのうえで責任の所在を明らかにし、自分が責任をもって確実に対応することが基本だ。
トラブル時の対応の良さが契機となって、お客様との信頼関係が深まる例は多い。逆に迅速な対応をしなかったばかりに、ほんの些細なことなのに、相手の感情を害して、問題を大きくしてしまうことも多い。
自分の立場や利益ばかり考えている人は、誰からも信頼を勝ち取ることはできない。信用、信用、信用と、信用を一つひとつ積み重ねていくうちに、それは信頼に変わってくる。当たり前のことを、当たり前に積み重ねていくことが信用を築き、信頼を勝ち取るもとになる。当たり前で常識的なことを積み重ねることに人は心を打たれる。どんなことも心を込めて、徹底的にやり抜くことである。
元気印の企業に共通していること
- 知恵を出し続ける企業体質である
- 経営者がいまこそビジネスチャンスとプラス思考である
- 差別化戦略の独自の商品をもっている
- 経営者に「やる気」と「行動力」があり、「変化」に強い企業体質である
- 顧客第一主義を徹底、実践している
- 知恵を出す人材を育て結集している
知恵の出るポイント
- 責任感と真剣さが一番
- 苦肉の策こそ知恵の宝庫
- 雑談のなかに知恵が湧く
- 目的と目標を明確に
- 知恵は現場にありの自覚
- 柔軟な発想と遊ぶ心
- 自由闊達な社風
フォローが必要
ほとんどの商談は「中途半端」な状態が出発点になる。だから、「フォロー」が必要なのです。このフォローのやり方によって、迷っている顧客に腹を決めていただけるときもある。しかし、その逆に、迷っている顧客の気持ちが遠ざかってしまうときもある。それほど、商談において、フォローは大切なのです。
しかし、勘違いはいけない。例えば、商談の後に、すぐにお礼の電話を入れる。挨拶のメールを送る。これは、「フォロー」ではなく、「マナー」です。やって当たり前、やらなければ失礼になる。
「プッシュ」もいけない。例えば、商談の後に、何日かしてから、電話をかける。そして、熱意を込めて、顧客に頼み込む。これでは、気持ちが遠ざかっていくかもしれない。
「フォロー」とは「手土産」です。もちろん「菓子折り」ではありません。では何か。「知恵」です。顧客に対して、役に立つ「知恵」(求めていた知識、価値ある情報)を提供しなければなりません。
受けた恩は、石に刻め 与えた恩は、砂に流せ
これがセールスという仕事だ!
- マニュアル通りでは売れない仕事である
- 人間としての総合力があれば売れる仕事である
- 自分という商品を買ってもらう仕事である
- 制約のなかで成果を出す仕事である
- 頭で理解させ、心で納得させる仕事である
- 売る人間が一番偉い仕事である
- 意識の差が成果を大きく左右する仕事である
- 熱意と誠意を売る仕事である
- 人から多くの知恵を学べる仕事である
- 人間の心理を見抜く仕事である
- 人脈をつくっていく仕事である
- 「やってよかった」と思う仕事である
基本動作の徹底が優秀な営業マンをつくる
優秀な営業マンは、仕事に慣れても基本動作を徹底して行い、劣績営業マンは基本動作を知っていても、実行しなくなる。例えば、会ってよく説明すべき事柄をFAXか電話、メールで済ましてしまう。内容はそれで伝わっても、心は届かない。その小さな積み重ねがお客さまの「イエス」になることを忘れてしまっているのである。
営業は基本を徹底的に練習し、繰り返して身体に覚え込ませる。スランプになったら、自分で動作をチェックし、基本に立ち返る。「営業マンは生まれつきでなく、つくられる。」
「言葉にする」ことで気持ちも変化する。
- 雨の日にパーティに出かけるとき
−「大変だね」
+「みんなが待ってるよ」
- 飲み物を聞かれたとき
−「お茶でいいです」
+「お茶をお願いします」
- 試験の残り時間があと10分
−「あと10分しかありません」
+「まだ10分ありますよ」
- 途中入場したとき
−「前から入らないでください」
+「どうぞ後ろからお入りください」
- 説明会のとき
−「ご存じないかも」
+「ご存じの方もいらっしゃると思いますが」
"マイナス"を"プラス"に変化させるような言葉をあげてみました。このような言葉は、どんな状況でも必ず見つかると思います。この時の基本も、やはり「心づかい」にほかなりません。
言い回しを工夫するときのポイント
- 相手サイドに立った言い回しを心がける
- 可能な側面に目を向けた、肯定的な言い回しを心がける
- 時には視点をガラリと変えてみる
仕事をする心のあり方について
孔子の言葉に「心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食えどもその味を知らず」というのがあります。普段の生活における心の置き場所、あり場所について言った言葉です。気持ちを今現在に集中させなければ、何も見えないし、聞こえないし、わからないのだという意味だろうと思います。
心をここに置く、つまり今を大切にすることが、ビジネスでも人生でも、必要なのです。人と話しをするとき、視るとき、食べるとき、学ぶとき、遊ぶとき、どんな場合でも現在に心を集中させて真剣に取り組むようにしましょう。
「世間話」の土台がなければ「仕事の話」は建設できない
話し合う下地もできていないのに、こちらの用件をいきなり切り出したところで相手は聞く耳をもたないし、受け答えをしてくれないのが普通だ。相手が取り合ってくれなければ、営業は進まない。
そこでまず、身構えなくても話しのできる、差し障りのない話題から入って相手の緊張をほぐしていくのがよい。
そして、相手が関心をもっていそうなことを話題にして、なるべく相手に個人的なことを話してもらうようにもっていく。個人的な話しがポンポンと出てくるようになれば、この出会いは成功である。
キョロキョロしたり、髪の毛や他の物をさわりながら聞いたり、生返事をしたりせずに、相手を見つめてときにはメモを取ったりして、熱心さをアピールするのもよい。
信用を積み重ねることによって信頼を勝ち取り、相手が心を開いてくれれば、こちらの聞きたい肝心なことも話してくれるようになる。この環境づくりが一番難しい。これさえ上手にできるようになれば一人前だ。
ソフトタッチのコミュニケーション
会わないでコミュニケートするのが、ソフトタッチのコミュニケーションです。会わなくても電話やFAX、そして文章(ハガキや手紙)、メールなどでも、充分コミュニケーションは深まります。ですから、コミュニケーションは接触の回数と言える。
ハードタッチのコミュニケーションは、直接相手と会うわけですから、確かに効果があるのですが、物理的な問題やコストの面からいうと、かなり制約があります。その点、ソフトタッチのコミュニケーションは、一度に多くの人とコミュニケーションが取れ、なおかつコストがかかりませんから、効果を発揮することができます。
苦情処理の14の心得
- 苦情は誠意をもって最後までよく聞く
- 苦情の事実を確かめ、相手の真意をつかむ
- 相手がまちがっていてもメンツを潰さない
- 他人に責任を転嫁しない
- 権限の範囲で処理をする
- 苦情を受けたとき、つくり笑いをしない
- 何よりも、まず詫びる
- 先入観でものを言わない
- 保証は期待以上のものにする
- 場合によっては、人・時・所を変えてみる
- 相手を煙にまくような答え方をしない
- 言い訳、弁解をしない
- 感情的になって議論をしない
- 常に会社の代表であることを忘れず
週末は「リラックス脳」を活性化させよう
週末ボーッとして何も考えないで過ごせば、体だけは休まるかもしれません。しかし、肝心の脳はビジネスタイムのパターンを相変わらず引きずってしまい、ストレスは解消されません。休養は、すべて毎日の睡眠にまかせ、週末は活動的に、趣味やスポーツに没頭しましよう。脳をリラックスさせ、あなたの人生を充実させてくれるでしょう。
小さな仕事から大きな仕事へ
大きなお客さまをねらう
↓
決済しやすい金額の小さい仕事を取る
↓
最高の仕事をして感動してもらう
↓
信頼が得られ、つながりが強くなる
↓
しだいに大きな仕事を取っていく
手取り25万円の意識と行動
一般に会社が社員に支払っている人件費は、給料の2倍から3倍といわれる。2倍として60万円である。社会保険料の半額は会社が負担している。交通費、福利厚生費、水道代や光熱費、消耗品費、会議費(飲食費)など、直接社員が恩恵をこうむる経費を含めると軽く2倍は超える。
60万円もらうためにどれだけ仕事をすればいいか。もちろん60万円の売り上げでは足りない。商品原価、宣伝広告費、通信費、運送費、事務所費、事務用品費などの経費がかかる。最低120万円の売り上げをあげなければ、60万円のお金は出てこない。120万円以上の売り上げをあげて、はじめて手取り25万円の給料をもらう資格ができるのである。
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